院長富永智一
東京慈恵会医科大学大学院修了。家庭医療の発祥の地であるイギリスとカナダでの臨床実習を経て、帰国後は、家庭医療学開発センターCFMDで家庭医療についての専門トレーニングを積む。「北多摩中央医療生活協同組合むさし小金井診療所」の所長を経て、2019年4月小金井ファミリークリニック開院。後進の育成も手がけている。
「病」ではなく「人」を診る
患者と家族に寄り添う地域のかかりつけ医に
当院は、家庭医療に基づく診療を行うため、単に「病気の治療」ではなく「患者さんがこの地域で幸せに生活できること」をめざして、診療を行っているクリニックです。
小金井市は、一戸建てにご夫婦とその子どもさん、ご両親が一緒に住んでいるご家族が比較的多いのですが、「“おばあちゃんが認知症で困っている”。奥さんは喘息気味で、お父さんは愛煙家。3歳の子どもは予防接種が遅れている」という家族の問題は、個々の病気を治療するだけでは解決できません。一つ一つの病気を別々に診るのではなく、すべての相談に乗り、どんなことに困っているのかを引き出して、問題を解決していくのが私たち家庭医療を専門とする医師の役割です。例えば「膝が痛い」と来院された方でも、膝の痛みによって実生活にどんな問題が出ているのか、どうすれば解決できるのかは、患者さんの生活環境や家族関係によって違います。当院では、そんな患者さんの後ろにある背景を社会や地域の状況まで考慮した上で、患者さんにとって一番いい方法を考えていくことを最も大切にしています。
内科
家庭医療を専門とする医師として、病気ではなく人を診る総合的な診療を行っています。例えば、「膝が痛い」という方が来られたとして、エックス線を撮って痛み止めを出すわけではありません。まずは膝が痛いことで実際にどんなことにお困りで、今日は何を求めて来られたのかをお聞きし、その方のご家族や生活の問題を解決するにはどうすればいいかとの視点から、治療やアドバイスをしていきます。
小児科
咳や熱、腹痛から喘息、皮膚疾患、拒食症・過食症まで、広く診療を行っています。子どもさんの症状についても、例えば「家族の喫煙が喘息の原因になっている」ような場合もありますから、小児科についても、ご家族全体の困り事(病)として総合的に診ていく家庭医療の基本は同じです。個室の待合室もあるので、感染症が心配な時も安心してご来院いただけると思います。
予防接種・健康診断
ロタウイルスやB型肝炎から風疹、インフルエンザ、肺炎球菌まで、予防接種として行われているワクチン接種はすべて対応しています。健康診断については、小金井市のものや企業のものを受け付けています。健康診断に基づくアドバイスが患者さんに及ぼす影響は、院長が博士課程で研究した領域でもあり、結果の説明ではその方にあったアドバイスを行っております。
訪問診療
訪問診療の目標は、病院のような「病気の治療」ではなくて、疾患があっても地域で、自宅で幸せに暮らしていけるようサポートすることです。データだけで判断する「医学者」でなく、患者さまご本人とご家族の意志や思い、歴史を尊重して診ていくのが「かかりつけ医」であり家庭医療のあり方。「ご本人にとって一番いいものは何か」をコアとして、看取りまで行っています。
家族の暮らし全体を
考える診療
治療するだけでなく、患者さんやご家族が困っていることを知った上で、一緒に解決方法を考えていく「家庭医療」を行います。
認知症の診断・ご家族の相談に丁寧に対応
認知症の診断・治療はもちろん、介護施設利用のアドバイスなどを含め、ご家族の問題を解決する方法を一緒に考えていきます。
お子さん歓迎。泣かせない診察をめざします
目線や声、診察室の雰囲気作り等の工夫で泣かせないよう努めています。車椅子やベビーカーでも立ち寄れるバリアフリー仕様です。
24時間対応の訪問診療で
看取りまで
訪問診療の役割は、病院と同等の治療ではなく暮らしのサポート。患者さんとご家族の意思や思いを大切に、最期までみていきます。
ご家族の困り事も
相談に乗ります
個々の病気の治療に留まらず、家族全体で見たときの問題(病)を治すのが家庭医療です。どんな困り事もお気軽にご相談ください。
専門家による
リウマチの治療
院長のほか、日本リウマチ学会リウマチ専門医であり、総合的な診療に対応する医師が在籍しています。訪問診療も行っています。
小金井ファミリークリニック
JR中央線 武蔵小金井駅から徒歩6分